いつもありがとうございます。
筆者のナルです。
今週ダイヤモンドZAiの5月号が発売されましたね。
私は投資の素人もいい所で、勉強がてらこの雑誌を読むのですが、この雑誌のコーナーのうち特に好きなのが「恋する株式相場!」という漫画なんです。
株や投資に必要な経済の知識をわかりやすく楽しく学べるのがとてもいいと思っています。
その「恋する株式相場!」で紹介されていたのが、今回の記事タイトルにある「日経平均は下がるとしてもここまでだ」という指標なのです。
3/22現在、日経平均は2018年の10月から半分もどして、21,500円付近をいったりきたりしています。マネックス証券の広木氏は年内に25,000円に到達することもあると解説する記事を読んだこともありますが、やはり再び2万円台を割ると考える悲観的な見方のアナリストが多い気がします。
下がるなら下がるで、少なくとも知りたいのは、「最大でもどこまで下がるのか」です。
このどこまで下がるのかを理論的に説明しているのが、今回扱う指標です。
その指標とは
盲点すぎて気付かなかったのですが、それは株をするうえで一番メジャーな指標であるPBRに関連しています。
PBRとは、一株当たり純資産を意味しています。
SMBC日興証券によるPBRの解説は以下の通り
現在の株価が企業の資産価値(解散価値)に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は、低いほうが割安と判断されます。
つまり、現在の株価が割安か割高か、買い時か否かを判断するための指標であり、低ければ低いほど買い時であるとこの指標は告げます。
たとえば、株価が一株あたり1,000円。一株あたりの純資産が2,500円だとします。
するとPBRは以下の計算で
0.5(倍)となります。
そしてその意味するところは、企業が解散する時に1株あたり2,000円の純資産が投資家に分配される権利を、その半分の1,000円で買うことができるということです。
ということは、2,000(収入)-1,000(費用)=1,000(利益)
と解釈することもできます。
ですが、PBRが1を下回る企業はあまり将来に期待されていないことが多いです。
ですので、株価の上昇はあまり期待できません。
さて、これまでの話を踏まえ、もし上記の例の企業が健全であるとし、その企業の株価がさがるとしたらそれはいくらまで下がるでしょうか。
そうです。PBRが1となる数値。つまり株価=一株当たり純資産(BPS)までです。
日経平均は東証1部に上場する代表的な225銘柄で構成されていますので、少なくとも不健全な財務体質とは言い難いでしょう。
したがって、日経平均を構成する企業の一株当たり純資産(BPS)こそが日経平均が下がるとしてもここまでだという指標となります。
では、下がるとしてもどこまでか
3/22時点の日経平均のBPSは18,971.35です。
19,000を下回っていますね。。
まとめ
日経平均が下がるとしてもここまでだ、はBPSを見ればわかる!